Home Biography Contact Order Access


King−Ryu

「龍王」を中心とする、立正寺庫裡収蔵ステンドグラス(2019年〜2021年制作)の展示室です。

「龍王」
「龍王」 W1,625cm×H1,370cm 
休息山立正寺庫裡(山梨県甲州市勝沼)の耐震補強改修を行う際に大広間西面の壁に組み込んだ3枚1組のパネルである。
災厄に挑みかかるように前を向く龍、お寺の象徴として周囲を取り囲む睡蓮・蓮・藤・曼殊沙華をモチーフに、5つの輪が入れ子になる構成とした。左右の縦長の箇所には透かし和紙の細長い障子が嵌まり、開けば花を、中央に寄せて閉じれば龍をうっすらと隠す「雲」に見立てた仕掛けになっている(上写真は障子を外した状態)。
  →立正寺庫裡内観及び全体を観る

「龍王(部分)」
「龍王(部分)」 
龍の顔は墨絵等では老人を思わせる「ゴツゴツと禿げ上がった頭と髭」で表されたものが多いが、本作品では若々しい龍とした。

「龍王(部分)」
「龍王(部分)」 
睡蓮池のカエルと糸トンボと魚。池の中、右下方に魚が3匹泳いでいる。

「龍王(部分)」 「龍王(部分)」
「龍王(部分)」 
魔除け(鬼除け?)の藤とお釈迦様の座布団として知られる蓮。

「龍王(部分)」
「龍王(部分)」 
曼殊沙華。雄蕊は銅針金を用いた。

「King-Ryu(部分)」
「King-Ryu(部分)」 
立正寺庫裡の玄関を入ると左の壁でこの龍ランプが出迎える。が、とても小さいので「いらっしゃいませ」の声は人の耳には聞こえないらしい。

「King-Ryu(部分)」
「King-Ryu(部分)」 
小さい龍だが、ちゃんと宝珠を持っている。

「King-Ryu(部分)」 「King-Ryu(部分)」
「King-Ryu(部分)」 
脚である。蛇なら蛇足だが、龍なので問題ない。

「King-Ryu」
「King-Ryu」 
龍付きブラケットランプ全体像(設置前)。

「King-Ryu」
「King-Ryu」 
龍付きブラケットランプ全体像(設置後)。点灯すると後光が射す仕組みの背後のガラスは電球への埃避けを兼ねている。

「雲ランプ」 「雲ランプ」
「雲ランプ」 
「King-Ryu」との繋がりで「雲」をイメージしたシンプルなブラケットランプ。右写真は背後のガラスの紫色が壁に移り込む様子。

「雲ランプ」 「雲ランプ」
「雲ランプ」 
板張り壁の上部で怪しい光を放つ「雲ランプ」は3個1組。これらは背後のガラスのマリンブルーがかすかに壁に移り込む。

「住職室用ランプ」 「住職室用ランプ」
「住職室用ランプ」 
住職室の吊り下げランプ。このシリーズも「雲」をイメージし各室で色違いとした。

「客室用ランプ」 「客室用ランプ」
「客室用ランプ」 
客室の吊り下げランプ。右のランプは一回り大きいサイズなので、支柱装飾も若干異なる。

「前室用吊り下げランプ」
「前室用吊り下げランプ」 
前室・中座敷・奥座敷の3室用に制作した吊り下げランプは、照度の確保のために各6個のLED電球を横一列に並べ、全長150cmになった。
出来るだけ軽くしようと薄いアンティークの「結霜ガラス」を多用したが、それでも重さは8kgある。
シンプルな箱型と「前室から奥の部屋に向かって青いガラスの本数が増える」という案はご住職から。

「中座敷用吊り下げランプ」
「中座敷用吊り下げランプ」 
中座敷では青いガラスが2本。重さのバランスを取るため、厚みの近いライトブルーのガラスをセットとし、青いガラスが2本に増えるとこちらは1本に減る。

「奥座敷用吊り下げランプ」
「奥座敷用吊り下げランプ」 
奥座敷では青いガラスが3本になり、ライトブルーのガラスは退場する。

「氷柱ランプ」 「座敷ランプ詳細」
「座敷ランプ詳細」
左:「氷柱ランプ」 
立正寺庫裡玄関土間に用いた吊り下げランプ。超シンプルなデザインで左手に見える「龍王」パネルを引き立てる。

右上:「座敷ランプ詳細」 
8kgのランプをしっかり吊り下げるためのやや無骨な補強に繊細さを持たせるため、銅板と銅針金細工で装飾した部分。

右下:「座敷ランプ詳細」 
銅板細工による、ランプ上部のコード結束部分カバー。




Page Topに戻る

Home Biography Contact Order Access